『からくりがたり』 西澤 保彦 ※バックナンバー:20171031

本作はホラー風味のミステリの連作短編集です(^^) 同じ登場人物が繰り返し色んな話に出てくるので途中で誰が誰だかわからなくなりますf(^_^;行きつ戻りつ読むと大丈夫なんですけど、僕はあえてそうしない! 本作をミステリたらしめている"謎"は、犯人を暴い…

『乙霧村の七人』 伊岡 瞬 ※バックナンバー:20171026

なんでやろ。最近ホラーが読みたくてたまらんです。もしかして心がアレなんやろか。てことで本書です!著者の作品は『代償』『いつか、虹の向こうへ』に続いて三冊目。これまで読んだものはすべて感情を多方向に揺さぶられたので期待していたのですが…(逆接…

『どんな家庭でも生命保険料は月5000円だけ』 藤井 泰輔 ※バックナンバー:20171018

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 続けて二回読みました☆ 『どんな家庭でも生命保険料は月5000円だけ』 藤井 泰輔 家計の収支改善シリーズ(?)から、今回は支出の中の民間保険料について深めてみました☆ 生命保険に個人年金、子らの学資保険に医療保険…。我が…

『亡者の家』 福澤 徹三 ※バックナンバー:20171013

秋なのでホラーが読みたいっす!(←論理破綻) てことでよさげなホラー小説を一冊。 231ページしかないのでサクッと読めます。ベースは消費者金融にまつわるお話なんですが、本書の主役は「家」と言っていいかな。冒頭の一文が「家に顔がある。」だもん。 ホ…

『革命のファンファーレ 現代のお金と広告』 西野 亮廣 ※バックナンバー:20171006

本書はキングコング西野さんの2冊目のビジネス書です。テーマは「広告」。前著『魔法のコンパス』と同じく自己啓発本やスピリチュアル本とは異なる完全なるビジネス書。本書の内容はおそらく西野さんのフォロワーにとっては確認作業になると思います。でも…

『新感染 ファイナル・エクスプレス』 著・・・NEXT ENTERTAINMENT WORLD 訳・・・藤原 友代 ※バックナンバー:20171003

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ カンヌやカナダ、スペインの映画祭で絶賛され、世界No.1映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で96%もの支持を集めた韓国映画のノベライズです。日本では9月1日公開でしたが、今ではもうほとんど上映されてないでしょうね。 私の…

『プラージュ』 誉田 哲也 ※バックナンバー:20170928

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 学びの夏ももう終わり。2ヶ月近くの間小説を読んでいないわけでもはや飢餓状態。私の身体の60兆個の細胞が物語を求めている!!!人間の細胞の数はホントは37兆個らしいがまぁそんなことはどうでもいい。とにかく私は物語が読…

『特区民泊で成功する!民泊のはじめ方』 新山 彰二 ※バックナンバー:20170922

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ○『特区民泊で成功する!民泊のはじめ方』 新山 彰二 不動産投資からの民泊!この流れは鉄板でしょう。インバウンド需要により耳にすることも多い民泊。基本同じ意味のAirbnb(エアビーアンドビー)とかエアビーとかも聞いたこ…

『世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生』 浅井 佐知子 ※バックナンバー:20170831

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ○『世界一やさしい不動産投資の教科書 1年生』 浅井 佐知子 予告通り続けて不動産投資についての本☆タイトルの通り教科書色が強い内容になっています。その分勉強してる感じがしていいね♪ 前回は戸建て(空き家)の話が中心でし…

『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』 石川和男+千葉善春 ※バックナンバー:20170822

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ○『一生モノの副業 この1冊でわかる大学講師のなり方』 石川和男+千葉善春 「働く上での考え方」から「転職」にいって、お次は「副業」です☆いい流れでしょ♪ここらをいったりきたりでしょうが、そのうち「起業」ってのも出てく…

『一生、同じ会社で働きますか?』 山崎 元 ※バックナンバー:20170818

一冊前と同じく悩む友人の相談に乗るために読みました(´ω`)こちらの方がわかりやすいかなー。 著者は計12回の転職をした強者。一貫して求職者の立場で書かれているので、元人事部やコンサルタントが書くものとは違って求職者の内面についての描写が多いのが…

『転職に向いている人 転職してはいけない人』 黒田 真行 ※バックナンバー:20170811

悩む友人の相談に乗るために読みました(´ω`)今ある知識の確認とより深い知識の獲得が狙い!来週その娘に会う予定やから少しでも力になれたらと思いまして(^^)d 本書の内容は自分にとっては確認事項の方が多かったですが、おそらく採用に携わったことがなけ…

『多動力』 堀江 貴文 ※バックナンバー:20170808

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今度一緒にお仕事させていただく方の薦めがあり読んでみました☆そう、ホリエモン♪私と同世代なら誰もが知る時代の寵児だった人。ちなみに本書における「多動力」とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことと定義されて…

『藤原和博の必ず食える1%の人になる方法』 藤原 和博 ※バックナンバー:20170806

直近で読んだキングコング西野亮廣さんの著書『魔法のコンパス』の中で薦められていた本書。内容はタイトルそのまんま☆ ほんのひと握りのグローバル・スーパーエリート以外の大多数の人たちが生き抜くための極意は「100人に1人」のレアな人になること。その…

『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』 西野 亮廣 ※バックナンバー:20170802

-ドキドキしてる? 西野さんのこの問いに、今の私は「はい!」と答えることができない。「はい!」と答えられるようになりたい!これが本書を手にした理由です。以前から西野さんをフォローさせていただいてましたが、この人のことをもっと知ることが自分が…

『私に似た人』 貫井 徳郎 ※バックナンバー:20170729

よく読ませていただく貫井氏の作品。現代を生きる人々(特に若者)を取り巻く環境について、テロを共通項として紡がれる短編集。 私は作品内で取り上げられている世代ではないので、その境遇については実感がわきません。でも同じ時代を生きる以上、想像しな…

『シャーロック・ホームズ対伊藤博文』 松岡 圭祐 ※バックナンバー:20170715

誰もが知る世界一の名探偵シャーロック・ホームズ!本作は、作者コナン・ドイルの創造した世界観やキャラクター造形を踏まえて新たな物語を生み出すパスティーシュ。そう、パスティーシュ。…すみません、正直初めて聞いた単語ですf(^_^;作風の模倣って意味な…

『ケモノの城』 誉田哲也 ※バックナンバー:20170627

※今回は警告も兼ねています。 実際にあった事件に触発されて書かれた小説。ジャンルはミステリー。ノンフィクションではないため、事実を説明するのではなく描写している。新聞ではなく小説になっていると言えばわかりやすいかな。 ここからが警告!本作は安…

『幻屍症 インビジブル』 周木 律 ※バックナンバー:20170623

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ○『幻屍症 インビジブル』 周木 律 以前同じ著者のゾンビもの『不死症』を一気読みした私。同じく"症"ってついた作品なんでまた似たテイストを期待しちゃいます♪果たして。。 結論!自分はやっぱりゾンビものびいきなんだなー(^…

『○○○○○○○○殺人事件』 早坂 吝 ※バックナンバー:20170617

本作は《読者への挑戦状》というパートから始まる。その中で、私たち(読者)が本作を読みながら取り組むのは、犯人当てでも、トリック当てでも、動機当てでもなく、「タイトル当て」であると説明される。だからこんな変わったタイトルなわけ。しかも「本書の…

①『殺意の対談』 藤崎 翔/②『バイオハザード ヴェンデッタ』 深見 真 ※バックナンバー:20170611

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ①『殺意の対談』 藤崎 翔 昨年読んだ『神様の裏の顔』の著者の長篇第二作。ほぼ全編が対談記事と対談中の人物の心の声という形式で進む逆転連発の超絶変化球ミステリ! ってことなんですが、個人的な感想としては"惜しい!"です…

『2020年 人工知能時代 僕たちの幸せな働き方』 藤野 貴教 ※バックナンバー:20170524

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 仕事関係でお世話になっている方経由で知った本書。普段はまず読まない種類の本ですが、AIに絡めた働き方というテーマに興味が出たので手に取ってみました。まず、私でもわかる簡易な文章で書かれていますので、私と同じ文系MAX…

①『連続殺人鬼カエル男』 中山 七里(なかやま しちり)/②『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信(よねざわ ほのぶ) ※バックナンバー:20170520

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ①『連続殺人鬼カエル男』 中山 七里 ジャンルはサイコ・サスペンス。とてもオーソドックスな展開です。最初はね。 だがしかし、この私(どの私だ?)でも読み切れなかった終盤にかけての二転三転四転五転。伏線のはり方、読者誘導…

『アイアムアヒーロー THE NOVEL』 朝井 リョウ、中山 七里、藤野 可織、下村 敦史、葉真中 顕、佐藤 友哉・島本 理生 ※バックナンバー:20170513

書評じゃないよ記録だよ(^-^ゞ 花沢健吾氏のコミックス「アイアムアヒーロー」のアンソロジー小説集です。小説まで感染しちゃったよ(>_<) 内容はオリジナルでコミックスそのままじゃないです。そうそうたる作家さんが書かれてるので出来については安心してく…

①『ゴジラ』 グレッグ・コックス(片桐晶=訳)/②『キングコング-髑髏島の巨神-』 ティム・レボン[ノヴェライズ] 有澤真庭[訳]  ※バックナンバー:20170430

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回はモンスター(怪獣)映画のノベライズ本2連発でっす♪ ①『ゴジラ』 グレッグ・コックス(片桐晶=訳) 言わずと知れた日本が世界に誇る怪獣王ゴジラ!のハリウッド版♪こちらは2014年にリブートされた方なのでマグロは食べません…

『十角館の殺人』 綾辻行人 ※バックナンバー:20170415

久々の一気読み!通勤時間だけじゃなく自宅でも読んじゃいました☆ いわゆる「新本格」ムーブメントの先駆けと言われている本作。アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった 』のオマージュ作品としても有名で、脱出不可能な地での殺人を描いた「クローズ…

『リバース』 湊 かなえ ※バックナンバー:20170413

『告白』の著者による作品。てことはいわゆるイヤミス(読み終えてイヤな気分が後をひくミステリー)です。今シーズン連続ドラマもやってるみたいですね(^人^) 著者には珍しく主人公は男。だからこそ特に男性に読んでほしい。ただ気を付けて!ある程度距離とっ…

①『囲碁殺人事件』 竹本 健治/②『死の天使はドミノを倒す』 太田 忠司 ※バックナンバー:20170405

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ①『囲碁殺人事件』 竹本 健治 「将棋殺人事件」、「トランプ殺人事件」へと続くゲーム三部作の第一弾!読み終わってから気付いたけど何と1980年の作品!年上でした(^^; 囲碁は高校生の時にヒカ碁を読んで始めようかなと思ったけ…

①『死神の精度』 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)/②『出版禁止』 長江 俊和(ながえ としかず)  ※バックナンバー:20170324

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ①『死神の精度』 伊坂 幸太郎 「死神」シリーズの第一弾!以前宣言した通りちゃんと読みましたよ♪ いやーコレいい短編集ですよ。サッと読めるし相変わらず読後感も爽やか。短編集といっても主人公は共通なんで同じ世界観で最後…

『蛍』 摩耶雄嵩 ※バックナンバー:20170304

王道の本格ミステリです。 なんてったって舞台が「嵐の山荘」ですもん!大好物♪複数の叙述トリックが散りばめられてるので、終盤は油断すると混乱しちゃいます(+_+)流さず丁寧に読むことをおすすめします。そして、大オチのエピローグ。。多分これ読者に対す…