SF・ホラー・ファンタジー

『世にも奇妙な君物語』朝井 リョウ(あさい りょう)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 朝井リョウ版『世にも奇妙な物語』。五つの短篇からなるのは、本家のドラマが二時間、五つの物語で構成されているから。あえてタイトルに「君」を加えたことにはどんな意味があるのだろう?なんてことを考えている。 …

『リング』鈴木 光司(すずき こうじ)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 #再読 見た者は一週間後に死ぬというビデオテープ。死を回避するためのオマジナイとは何か。言わずと知れたホラー小説の金字塔。 二十数年ぶりに再読。読んでいるうちに当時感じたジメッとした恐怖が甦ってきた。映画…

『自分を愛しすぎた女』大石 圭(おおいし けい)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 自分は何者かになるべき存在であると思い込んで生きてきた女・花梨、32歳。彼女の過去を振り返りながら現在の満たされぬ生活を描いていく。中盤以降は男性目線の暴力的な性描写"だけ"になるので注意が必要。 読んだ後…

『水銀虫』朱川 湊人(しゅかわ みなと)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 直木賞作家による全7話のホラー短編集。全てに「水銀虫」という架空の虫が登場する。直近のテレビドラマ『世にも奇妙な物語』の原作となった話も含まれており、ホラーというよりは気味の悪い話といった方が適切か。…

『営繕かるかや怪異譚』小野 不由美(おの ふゆみ)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 城下町にある古い家々にまつわる六つの怪異。建物の修繕を業とする"営繕かるかや"を営む青年が解決へと導く。その方法は怪異を祓うのではなく、うまく共存する術を提案すること。 やはり著者の作品は「ホラー」という…

『えじきしょんを呼んではいけない』最東 対地(さいとう たいち)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 突然現れた正体不明の怪物"えじきしょん"!追い付かれたら跡形もなく溶かされるぞ!逃げろ!って作品。洋物パニックホラーのような雰囲気でジャパニーズホラー特有の湿り気はほぼない。 現代ならではの恐怖。今20歳前…

『などらきの首』 澤村 伊智(さわむら いち)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 『ぼぎわんが、来る』の比嘉姉妹シリーズ最新作!6つの話からなる短編集で、既出の魅力的なキャラが多数登場する。 一番ぽいのは表題作『などらきの首』。鳥肌ぶわっ。個人的にベストなのは『学校は死の匂い』。あの…

『名前のない怪物 蜘蛛の聖餐』 黒木 京也(くろき きょうや)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 92%が続編を希望したという作品の待望の続編。猟奇殺人が主軸だった前作とは異なり、本作は本丸である怪物の正体解明がメイン。エロはさらに薄味に、グロは種類を変えて健在。 雨に濡れてしまったため初めて小説を捨…

『ひっくり返ったおもちゃ箱 傑作短編集』 五十嵐 貴久(いがらし たかひさ)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回は五十嵐 貴久(いがらし たかひさ)さんの『ひっくり返ったおもちゃ箱 傑作短編集』です!!! 【読むきっかけ(^^ゞ】 学生の頃、著者の『リカ』というホラー作品を読んで恐怖に震え上がりました!この『リカ』は、当時ホ…

『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』 朱川 湊人(しゅかわ みなと)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回は直木賞作家・朱川 湊人(しゅかわ みなと)さんの『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』!!! 【読むきっかけ(^^ゞ】 僕はテレビのウルトラマンシリーズが空白の時代に子どもだった世代の人間なので、リアルタ…

『名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人』 黒木 京也(くろき きょうや)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回は黒木京也(くろききょうや)さんのデビュー作である『名前のない怪物 蜘蛛と少女と猟奇殺人』です!!! 前もってはまったく知らなかった作品ですが、「ネット小説大賞 メディア賞」を受賞しているようです!…すみません…

『火星に住むつもりかい?』 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回は安定感バツグン!伊坂幸太郎(いさかこうたろう)さんのいわゆるディストピア小説『火星に住むつもりかい?』です!!! タイトルを見てSF小説?って思ったそこのあなた!全然違いますよ!でも、安心してください。僕も…

『レスト・イン・ピース 6番目の殺人鬼』 雪富 千晶紀(ゆきとみ ちあき)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回はミステリー要素を含んだホラー作品。『死呪の島』(受賞時タイトルは「死咒の島」)で第21回日本ホラー小説大賞〈大賞〉を受賞された雪富千晶紀(ゆきとみちあき)さんの書き下ろし小説『レスト・イン・ピース 6番目の殺人…

『ぼぎわんが、来る』 澤村 伊智(さわむら いち)

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回はミステリーに並んで、いや作品によってはそれ以上に好きかもしれないホラー作品。日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作、澤村伊智(さわむらいち)さんの『ぼぎわんが、来る』です!!! 【読むきっかけ(^^ゞ】 以前から本好…

『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 生者の章』 ジョナサン・メイベリー、ジョージ・A・ロメロ[編著]

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と世界を同じくする作品たちのアンソロジー小説『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド』!!! 先日は2巻構成のうちの上巻『死者の章』に…

『ナイツ・オブ・ザ・リビングデッド 死者の章』 ジョナサン・メイベリー、ジョージ・A・ロメロ[編著]

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回は大好物の"ゾンビもの"です♪しかも、あのジョージ・A・ロメロ監督によるゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と世界を同じくする作品たちのアンソロジー!しかも編著者はロメロ自身♪そんなん読むしかな…

『乙霧村の七人』 伊岡 瞬 ※バックナンバー:20171026

なんでやろ。最近ホラーが読みたくてたまらんです。もしかして心がアレなんやろか。てことで本書です!著者の作品は『代償』『いつか、虹の向こうへ』に続いて三冊目。これまで読んだものはすべて感情を多方向に揺さぶられたので期待していたのですが…(逆接…

『亡者の家』 福澤 徹三 ※バックナンバー:20171013

秋なのでホラーが読みたいっす!(←論理破綻) てことでよさげなホラー小説を一冊。 231ページしかないのでサクッと読めます。ベースは消費者金融にまつわるお話なんですが、本書の主役は「家」と言っていいかな。冒頭の一文が「家に顔がある。」だもん。 ホ…

『新感染 ファイナル・エクスプレス』 著・・・NEXT ENTERTAINMENT WORLD 訳・・・藤原 友代 ※バックナンバー:20171003

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ カンヌやカナダ、スペインの映画祭で絶賛され、世界No.1映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で96%もの支持を集めた韓国映画のノベライズです。日本では9月1日公開でしたが、今ではもうほとんど上映されてないでしょうね。 私の…

『幻屍症 インビジブル』 周木 律 ※バックナンバー:20170623

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ○『幻屍症 インビジブル』 周木 律 以前同じ著者のゾンビもの『不死症』を一気読みした私。同じく"症"ってついた作品なんでまた似たテイストを期待しちゃいます♪果たして。。 結論!自分はやっぱりゾンビものびいきなんだなー(^…

①『殺意の対談』 藤崎 翔/②『バイオハザード ヴェンデッタ』 深見 真 ※バックナンバー:20170611

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ ①『殺意の対談』 藤崎 翔 昨年読んだ『神様の裏の顔』の著者の長篇第二作。ほぼ全編が対談記事と対談中の人物の心の声という形式で進む逆転連発の超絶変化球ミステリ! ってことなんですが、個人的な感想としては"惜しい!"です…

『アイアムアヒーロー THE NOVEL』 朝井 リョウ、中山 七里、藤野 可織、下村 敦史、葉真中 顕、佐藤 友哉・島本 理生 ※バックナンバー:20170513

書評じゃないよ記録だよ(^-^ゞ 花沢健吾氏のコミックス「アイアムアヒーロー」のアンソロジー小説集です。小説まで感染しちゃったよ(>_<) 内容はオリジナルでコミックスそのままじゃないです。そうそうたる作家さんが書かれてるので出来については安心してく…

①『ゴジラ』 グレッグ・コックス(片桐晶=訳)/②『キングコング-髑髏島の巨神-』 ティム・レボン[ノヴェライズ] 有澤真庭[訳]  ※バックナンバー:20170430

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ 今回はモンスター(怪獣)映画のノベライズ本2連発でっす♪ ①『ゴジラ』 グレッグ・コックス(片桐晶=訳) 言わずと知れた日本が世界に誇る怪獣王ゴジラ!のハリウッド版♪こちらは2014年にリブートされた方なのでマグロは食べません…