『からくりがたり』 西澤 保彦 ※バックナンバー:20171031
本作はホラー風味のミステリの連作短編集です(^^)
同じ登場人物が繰り返し色んな話に出てくるので途中で誰が誰だかわからなくなりますf(^_^;行きつ戻りつ読むと大丈夫なんですけど、僕はあえてそうしない!
本作をミステリたらしめている"謎"は、犯人を暴いてすっきり終わりって性質のものではありません。読後もほんのり残る気持ちの悪い謎。こういう作品を読むときはロジカルに理解しようとするのではなく、勢いで読み進めて物語の雰囲気に浸るだけでいい。どうせ頭で理解し切ることはできないのだから、謎が謎のまま残るモヤモヤ感も含めてそのまま味わう。頭を使うとしても読み終わってから後付けでアレコレ想像するときでいいんです。
以上、本書のオススメの読み方でした☆本書に限らず、これから本(小説)を読んでいきたいなと思っている方がいらっしゃれば、ポイントは読解しようとしないこと!国語じゃなくてエンタメなので、素直に読んで自分の感情の動きを楽しんでください♪読書おもしろいよ(^^)d
ちなみに本作はエロ要素が結構多めなのでそっち方面がお好きな方にもオススメです(°∀°)そんな楽しみ方もありですよ~☆