2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『悪いものが、来ませんように』 芦沢 央(あしざわ よう)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 視点人物は女性二人。合間に二人の縁者の証言が挟まれる。 読むうちに少しずつ違和感が積み重なり、大きくなっていく…その正体は何なのか。 読む人を選ぶがハマれば抜け出せない。最後のエピローグでは感情が揺さぶら…

『首無館の殺人』 月原 渉(つきはら わたる)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 舞台は明治の資産家一族が住む館。タイトルから殺人が起こることとその態様は推測することができるだろう。 ミステリではなく推理小説と表現したくなるタイトルと表紙。漫画を読んでいるような感覚で一気に最後まで到…

『幻夏』 太田 愛(おおた あい)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 前作『犯罪者』のあの3人にまた会える!! 全てが輝いていた12歳の夏。あの夏がずっと続けばよかったのに… 23年前の事件がノスタルジックな情景と共に綴られ、現在とリンクしながら悲哀に満ちた物語が展開されていく。…

『名前のない怪物 蜘蛛の聖餐』 黒木 京也(くろき きょうや)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 92%が続編を希望したという作品の待望の続編。猟奇殺人が主軸だった前作とは異なり、本作は本丸である怪物の正体解明がメイン。エロはさらに薄味に、グロは種類を変えて健在。 雨に濡れてしまったため初めて小説を捨…

『娼年』 石田 衣良(いしだ いら)

※Twitter(@CorgiOta)からの転載 #読了 ブログがいつになるかわからないのでひとまず読了ツイなるものを。 娼夫として働く20歳の大学生の物語。性描写は多いが露骨な表現ではない。ただ固有名詞は頻出なので僕のように通勤電車では読まない方がいい。 不思…