『ファンベース ― 支持され、愛され、長く売れ続けるために』 佐藤 尚之
書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ
今回はある方からおすすめしていただいた本！小説ではなくビジネス書で、中でもマーケティングに関する本です。 Aさんありがとうございます☆
ちなみに私は会社勤めをしていますが、広報ではなく人事・採用がメインの仕事です。じゃー本書の内容は直接関係ないんじゃないのー？って思われるかもしれませんが、全然そんなことない！むしろ直接的に人と接する立場にあるからこそ本書を読んでよかったと思っています。私と同じ人事の方や営業職の方も読んでおくべき一冊です。
ザクッとした内容としては、タイトルにもある「ファンベース」の重要性とその効果的な運用方法か書かれています。「ファンベース」とは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方のことをいうんだそう。具体的なデータや事例が挙げられているのでとてもわかりやすいですよ。
広告といえばすぐに頭に浮かぶであろうテレビ等のマス広告。また、近年よく耳にする「バズらせる」や「インフルエンサー」という流行り言葉を生んだSNS広告。これらが現在でも大きな影響力を持つことは前提としつつも、これから先メインストリームとなるのは「ファンベース」というある意味昔ながらの考え方に基づく手法であると説く。
それは《企業⇒個人》の一方通行ではなく《企業⇔個人》という双方向でコミュニケーションを繰り返しながら企業と商品のファンを増やしていくという手法。しかも、それをこれまた流行りの「AI」とか「オートメーション」とかを使うのではなくて「人間」が行うのだ。ハッキリ言って手間も時間もめちゃくちゃかかる地道な活動。でもガッツリお客さんの方を見て仕事をするのって理想的じゃないですか！？念のため言っとくとお客さんの方を見て仕事をするのとお客さんのいいなりになるのとは全然違いますよー。手間と時間がかかってもそういう働き方って楽しいに違いない♪素敵やわぁ。
冒頭にマーケティングに関する本と書きましたが、本文内によくわからない専門用語やカタカナ語は使われていませんので私のような知識がない人でも大丈夫！本書を基本書として活用しつつ、自らの仕事に引き付けて実践していくってのがいいんじゃないかと思います。
ちなみに、出版元のちくま新書さんのwebページには本書内で紹介されている参考リンクがまとめられていてとっても便利です。さすがにファンに優しいね♪
本書を読了してすぐに、３月1日から始まった（ことになっている）2019年卒の学生さんの採用計画を立て直して「ファンベース」に基づく施策を入れ込みました！自分にとっての顧客である学生さんにちゃんとファンになってもらえるように、さらにはコアファンになってもらえるように、思いっきりやったります！正直めっちゃワクワクしてる♪楽しみでしょーがないわ(≧▽≦)
