①『連続殺人鬼カエル男』 中山 七里(なかやま しちり)/②『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信(よねざわ ほのぶ) ※バックナンバー:20170520

書評じゃないよ記録だよ(^^ゞ

 

①『連続殺人鬼カエル男』 中山 七里

ジャンルはサイコ・サスペンス。とてもオーソドックスな展開です。最初はね。

だがしかし、この私(どの私だ?)でも読み切れなかった終盤にかけての二転三転四転五転。伏線のはり方、読者誘導の仕方がうまい。うますぎる。

著者が「一気読みさせる、どんでん返しがある、最後の一行で必ず驚いて戴く」との条件設定をして書き上げたという本作。なるほど。この私(どの私だ?)がその思惑にまんまとはまるとはね。

注:物理的にも精神的にも痛い描写が多くあるので特に苦手な方は控えた方がいいと思います。


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②『儚い羊たちの祝宴』 米澤 穂信

五つの短編ミステリが収録された本書。それぞれ独立したお話ですが、すべて上流階級を背景としており、「バベルの会」という読書サークルが出てくる点が共通項。

紹介文で暗黒ミステリって言われてたりします。定義はよくわかりませんが、雰囲気はビンビン伝わる♪それぞれ暗黒な内容になってますよー!残酷ですがスプラッタ表現ではないのでご安心を。直接的でない分キますよ(>_<)

 

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